新たな始まりに向けて

2007.03.01




長いあいだ、筆を置いていた。

あの日、Ⅴ章以降の執筆を保留することを決意したのには、いくつかの理由があった。その理由は未だ克服できておらず、乗り越えるべき壁もまだまだ残されている。けれどもこの2年の間に私は、いくつかの新鮮な経験をさせてもらった。そしていくつかの新たな発見を得た。私の人間的弱さもいくらかは成長しただろう。今これから私はMetaphiliaを次なる段階へと推し進めよう。すべては目的が果たされるその日のために、Metaphiliaの完成に必要なピースをひとつずつ埋めていこうと思う。まだ物語の先は長い。
Metaphiliaが追い求めるものは、いまだかつて誰も到達し得なかった場所にある。道標のない前人未踏の地にあって、そびえ立つ幾重もの壁だけが見えている。その壁を越えて目的の地に辿りつくには、いったいどれほどの数の革命的な発見と開拓を必要とすることか。
先人達の誰も成し得なかったそれを、さすがに私一人ですべて成し遂げられるとは考えてはいない。いくら仰々しい文体でもって世界の謎すべてを解き明かさんと挑んでみせても、実際問題一人の人間として私という存在が、物理的限界に直面してしまう。そして現時点でもすでにこのMetaphiliaというサイトの在り方では越えられそうにない壁が見えている。今のままではMetaphiliaの物語の世界が、私の見聞の限界を超えて広がることがない。Metaphiliaが私の限界を超えられない。それが第一の壁だった。 私はずっとその問題を考え続けてきた。そしてあの日、私は一時筆を置くことを決めた。それはMetaphiliaを進化発展させてゆくための模索だった。トップダウンからボトムアップへと。
そしてその解決策。

今日新たに書き残してゆく物語の一幕において、果たしてそれを伝えることが出来ただろうか。

「 Metaphilia 」の始まりに

あと、年内にサイトの移転と再構築を予定している。それに伴って、Metaphiliaの活動に参画するスタッフを募りたい。
興味のある方は、こちらのページを参照して欲しい。
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